会社による労災申請が事実と異なる場合の対応

ご質問
QUESTION

会社が労災申請をしてくれるとのことで、全て会社に任せています。

事故の内容の記載も全て任せていますが、実際の事故の様子と異なることが書かれています。

会社からは「問題ない」と言われていますが、何か気を付けることはありますか。


弁護士の回答
ANSWER from LAWYER

事故の内容が事実と異なる場合には、必ず訂正を求める必要があります。

会社が訂正を認めてくれない場合には、会社から申請書を回収し、ご自身で正しい事故内容に訂正または加筆して、ご自身で労基署に申請書を提出するようにしましょう。

既に提出されている場合には、実際の内容と異なる内容を書いて会社が提出したことを労基署に早急に報告しましょう。

会社の中には、あとで従業員から損害賠償請求されることを恐れて、会社には責任がなかったかのような内容の事故態様を記載する会社もあります。

あとで、事故態様が争いになった場合、会社に責任を追及できる事故態様であったかについての証明は従業員が行わなければなりません。

その証明の際に、労災申請の用紙に事故内容がどのように書かれていたかは重要な証拠となります。

従いまして、労災申請用紙に、実際の事故内容と異なる内容が記載されていないかについては必ず確認し、実際と異なる内容である場合には訂正を行い、労基署にも報告しましょう。

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黒田 修輔のアバター 黒田 修輔 代表弁護士

私を育ててくれた故郷である西宮に貢献したい。それが私の気持ちです。

これまで多くの人身傷害事案で培った「ケガ」に関する医学的な知識をはじめ、損害賠償、示談交渉のノウハウを武器に、身体的・経済的な苦痛を減らし、賠償額の適正化をめざして日々の業務にあたっております。