倉庫内での労災(頸椎椎間板ヘルニア)で後遺障害11級。損害賠償で900万円を回収

概略

倉庫で約60㎏あるソファー等を一人で移し替えるなどの作業によって、頸椎椎間板ヘルニアを発症。
労災において11級が認められた。
その後、会社に損害賠償請求し、900万円を回収した事案。

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労災事故・怪我の状況

被害者(事故時30代男性)は、倉庫内において約60㎏あるソファーを移し替える作業や1~5㎏の商品を一人で移し替える作業をしていました。

そんな中、首・左肩から上肢にかけて痛みが走り、その後左肩が上がらなくなるという災害に遭いました。

被害者は、頸椎椎間板ヘルニアと診断され、手術を受けましたが、首・左肩・左上肢に疼痛、両手が痺れるという後遺障害が残存し、11級5号が認定されました。

結果・金額

その後、当事務所で会社と安全配慮義務違反に基づく損害賠償について示談交渉を行いました。
その結果、900万円の賠償金の支払いを得ることができました。

主な損害項目相手方
提示額
認められた額
治療費2,352,362円
入院雑費24,000円
文書料26,350円
交通費945円
入院付添費0円
休業損害1,960,176円
逸失利益5,583,977円
入通院慰謝料746,677円
後遺障害慰謝料4,200,000円
損益相殺▲5,230,945円
その他調整▲637,182円
既払い除く支払額9,000,000円

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黒田 修輔のアバター 黒田 修輔 代表弁護士

私を育ててくれた故郷である西宮に貢献したい。それが私の気持ちです。

これまで多くの人身傷害事案で培った「ケガ」に関する医学的な知識をはじめ、損害賠償、示談交渉のノウハウを武器に、身体的・経済的な苦痛を減らし、賠償額の適正化をめざして日々の業務にあたっております。

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